「同行避難」とは

「同行避難」とは

みなさんの住む地域では、ペットとの避難にどのようなルールがありますか?
私の住む地域では、原則「自宅避難」、自宅での避難が困難な場合は「同行避難」となっています。
安全であれば自宅避難の方が人もペットもストレスは少なく安心ですが、自宅での避難が困難になる場合も想定して、避難所へ行くための備えも考えておかなくてはいけません。
では、「同行避難」とはどういう避難を意味するかご存知ですか?

クレートに入っている犬

今回のキーワード「同行避難」

環境省が推奨している「同行避難」とは災害時に責任をもってペットと避難所まで「同行」することを指します。

【同行避難が必要な理由】

1)動物愛護の観点
飼い主とはぐれてしまったり、逃亡してしまったペットが負傷したり衰弱・死亡することを防ぐため

2)放浪動物による人への危害防止
はぐれてしまった動物が人に危害を加えるのを防ぐため

3)生活環境保全
はぐれてしまった動物が繁殖したり、病気を媒介して公衆衛生上の環境が悪化するのを防ぐため

 

「同行避難」は、自分とペットの身を自分で守る「自助」、そして近隣住民や飼い主同士で助け合う「共助」で、行政機関などの公的機関による支援「公助」がはじまるまで乗り越える必要がある、という防災における飼い主の責務に基づいた避難行動なのです。

ペットと避難所でどう過ごすかという避難方法を意味する「同伴避難」は、地域や避難所によって異なりますので、自分が避難する予定の避難所がどのような対応となるか確認しておきましょう。

各自治体のホームページや、環境省の「ペットの災害対策」にもペットとの避難について情報が提供されていますので確認してみてくださいね。特に、環境省から提供されている「人とペットの災害対策ガイドライン<一般飼い主編>」では、同行避難のフロー図なども紹介されているので、ぜひ目を通しておくことをお勧めします。

知っておくと便利なサイト

地震10秒診断 (国立研究開発法人防災科学技術研究所)

今後30年以内に現在地(または指定した地域)に震度5弱〜7までの地震が起こる確率、地震が起きた場合の停電日数、ガス停止日数、断水日数などの目安を知ることができます。

地震10秒診断

私の住む地域は、30年以内に震度6強が起こる可能性11%、停電4日、ガス停止21日、断水32日だそうです。断水32日はびっくりです...なかなか十分な準備は難しそうですが、知っておくことは大切ですね。

今やっておくことは?

被災した時に慌てないよう、「同行避難」を想定して備えておきましょう。

  • ワクチン接種や寄生虫駆除など、ペットの健康面をチェック。
  • ケージやキャリーバッグに慣れる、など、最低限のしつけをしておく。
  • マイクロチップや鑑札・狂犬病予防注射済票を装着し所有を明らかに。
  • 避難所の場所、避難所での過ごし方を確認する。
  • ペット用の備蓄をしておく
  • 持ち出し物リストを作っておく

特にしつけについては、身につけるまで時間が必要なので、日頃から少しずつ訓練しておくことが大切ですね。

次回は「備蓄と持ち出し物リスト」のお話です。

わたしが書いています

Mu&mattinaのエムです。これまでお祭りですくってきた金魚やメダカ、どじょう、ベタといったお魚類、ヤモリ、ハムスターなどを飼ってきましたが、やっと念願のワンコ(牛柄アメコカ)を迎え、「ワンコのいる生活」を楽しんでいます。

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