水道水には、残留塩素、トリハロメタン、溶解性鉛等の有害物質及び赤サビなどの汚れが 含まれており、ペットの健康のためには、そのまま飲ませることは適していません。
金魚などが、水道水に入れるとすぐに死んでしまうように、小さい体の犬や猫には、水道水の有害物質は影響が大きくなるため徹底的に除去する必要があります。
ミネラルウォーターのデメリット
人間用のペットボトルの水やウォーターサーバーの水は、水道水と異なり、水源、採取時間、水質、品質管理の基準や規制がありません。そのため過去に、カビや細菌などの異物混入が相次いでいます。日本国内で製造されたペットボトル水は沸騰殺菌が義務付けられているため、酸素含有量が減少し、湯冷ましのような美味しくない水になります。
さらに、結石の原因の一つであるカルシウムやマグネシウムを大量に含む水もあるため、ペットの健康のためには適していません。
一般的な浄水器は、残留塩素、トリハロメタン、溶解性鉛等の有害物質及び赤サビなどの汚れを除去できると謳っていますが、その性能は不十分で、いつ寿命が来たか分からないため、ペットの健康のためには適していません。その証拠に各メーカーは、パッケージに「養魚用などに使用しないでください。」と明記しています。
小さい体の犬や猫には、もっと高性能な浄水能力が求められます。また、結石の原因のひとつであるミネラルを軽減することはできないばかりか逆に増やしてしまう機種すらあります。
さらに、市販されている浄水器には、99%抗菌剤として「銀」が使用されています。「銀」は水に溶け出し体内に蓄積される毒物です。小さい体のペットの健康のためには絶対避けたい物質のひとつです。
自動給水器のデメリット
水を循環させる自動給水装置は、受け皿に溜めた水を水中ポンプを使って循環させる仕組みです。水が動くので、ペットが興味をもって水を飲んでくれる「おもちゃ」に近い商品です。
このタイプでフィルターを使っているものもありますが、人間向けの浄水器よりもさらに浄水能力が乏しく、原水である水道水の汚れや塩素を除去する能力が十分ではありません。
軟水効果があるものもありますが、ミネラルが0になるのがお勧めできません。活性炭フィルターにも抗菌剤として「銀」が使われており、循環することで、水の中の「銀」の濃度が高くなります。軟水効果は寿命が短く、効果を維持する為には頻繁なフィルターカートリッジ交換が必要になります。